6月10日は時の記念日 | 今日は何の日？ 365日の冒険 | ベビーアザラシの記念日イラスト

東京とうきょう天文台てんもんだい（現在げんざいの国立こくりつ天文台てんもんだい）と生活改善せいかつかいぜん同盟会どうめいかいが1920年（大正たいしょう9年）に制定せいていしました。日付は、奈良時代ならじだいに成立せいりつした日本にほん最古さいこの歴史書れきししょ『日本にほん書紀しょき』の天智天皇てんじてんのう10年4月25日（グレゴリオ暦れき671年6月10日）の項こうに、「漏刻ろうこく（ろうこく）を新あたらしき台うてなに置おく。始はじめて候時ときを打うつ。鐘鼓かねつづみを動とどろかす」とあることにちなんでいます。

この記念日きねんびは「時間じかんをきちんと守まもり、欧米おうべい並なみに生活せいかつの改善かいぜん・合理化ごうりかを図はかろう」と呼よびかけ、時間じかんの大切たいせつさを尊重そんちょうする意識いしきを広ひろめるために設もうけられました。

この「漏刻ろうこく」とは水時計みずどけいのことで、容器ようきに水みずが流入りゅうにゅう・流出りゅうしゅつするようにして、その水面すいめんの高たかさの変化へんかで時ときをはかる、いわゆる時計とけい装置そうちです。

また、1999年6月10日には、日本にほんの標準時ひょうじゅんじを電波でんぱで全国ぜんこくに発信はっしんすることが開始かいしされました。この電波でんぱを送信そうしんする施設しせつは福島県ふくしまけんの大鷹鳥谷おおたかどや山やまの山頂付近さんちょうふきんにある「おおたかどや山やま標準ひょうじゅん電波でんぱ送信所そうしんじょ」で、40kHzの長波ちょうはで高たかさ250mのアンテナから全国ぜんこくに発信はっしんされています。